毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年の振り返り

今年は私の生活に大きな変化がありました。 ひとつは大学卒業と同時に勤めた職場を退職したこと。 高校時代から漠然となりたいと思っていた仕事について30数年。 しかし、数年前から同じことの繰り返しで経験と知識だけで仕事をこなす日々に疲れていました。…

神棚と仏壇がなくなった家は、私が家を潰すことを象徴していた

母が家を出た後の始末をどうしようかと思いながらも、面倒なものばかり置いていったため、このまま放置して私の終活時にまとめて片付けようかと迷っていました。 年末が近づき、母の痕跡をきれいさっぱり消す方が、今後管理するときに平穏な気分でいられるよ…

ローゼマイン愛が講じての印刷博物館探訪

東照宮ツアーの出発地点は東京でした。当然、ついでに東京観光。 今回のメインは、印刷博物館の工房ツアーです。 工房ツアーは日にちが限られているため、東京に行ってもなかなか予定が組めず悔しい思いをしていましたが、ようやく訪れることができました。 …

気分転換、日光に行ってきました。

善光寺に続き、一生に一度は言ってみたいと思っていた日光東照宮。 計画自体は、まだ旅行割の詳細も決まっていない夏に立てていました。 旅行割開始決定後、はとバスさんからはメールや電話で案内があり、日帰りバスツアーで40%OFF、3000円のクーポン付。 …

家の始末その後

今月はずっとうだうだとしております。 家、土地は母との共有のままであることのも気がかりのひとつです。 引っ越しを聞いた際、名義を変更しておくべきでした。引っ越しすると聞いてからの期間があまりに短く、全く思いつきませんでした。。。 今後の相続問…

姉の言い分

買い物先で偶然姉に会いました。 半年ぶりに買い物に行った店で、店から出た瞬間、知り合いにあう確率はどのくらいなのでしょうか。 ほんの1分、いいえ10秒、どちらかが早いか遅いかしていたら顔を合わすことなどないはずです。 運命のいたずらか神仏の導き…

母の行動に思うこと

家を出てからも、万一母に介護が必要になった時、本当に姉が面倒を見てくれるのか、今までと同じように口だけだったら、どうすればいいのかとずっと不安でした。 私がもう母と暮らすのは無理、と姉に頼んでから7年。ようやく姉が母と暮らすこと際、母はもう…

人間の皮膚で作られた本が本当にあった

魔法関連の小説なんかに時々出てくる「ヒトの皮膚」で作られた本(魔法書) フィクションの世界にしかないと思っていましたが、実際に作られていました。 人間よりも大きい本、鼻息で飛んで行ってしまう小さい本。 人間の皮膚や血で作られた本。 医学書や科…

退職して半年が経ちました

あっという間だった、と言いたいところですが、働かない生活になじんでしまって、 まだ半年しか経っていないのかというのが正直な気持ちです。 働いていた頃が遠い昔のことのようです。 思い出すことはあっても懐かしさすら感じません。 それだけ働くことが…

現実逃避、気分転換の旅

松本に行ってきました。 特急あずさに乗ってみるのもいいなと思い立ち、旅行を計画したのは7月のことでした。 その時には今のような状況になるなんて想像もしていなかったので、かなりハイテンションで旅行計画を立てていました。 頭の中では、「♪あずさ2…

母は新居資金を出していないらしい

姉の知り合いから姉が家を買ったことを聞いた時、私はてっきり姉が家を売ったお金と母の預貯金で家を買ったのだと思っていました。 ところが、姪がローンを組んだそうです。 私の時と同じ? 独身の娘にローンを背負わせることを、姉も母も当然と思っているみ…

立つ鳥跡を濁さずということわざを母に送りたい

気分が少し落ちつくまで、2,3日かかりました。 母の行動に落ち込んでいてはダメと自分を𠮟咤激励し、不用品を処分する準備を整えて再度、家に入りました。 電気契約をすでに解除しているので、エアコンもかけられず、掃除はすべて手作業。 暗く暑い部屋で…

これを嫌がらせと感じるのは間違いだろうか

母の引っ越し後、日を改めて家の中を見て回りました。 押し入れの中、キッチンやレンジの下などにも物が放置されていました。 食器棚には、一緒に暮らしていた時に使ったことのない食器が何枚も残っていました。 洗面所には、タオルや洗面器が置きっぱなし。…

母が引っ越した翌日のできごと

母が引っ越した翌日、電話工事のため待機していると、母が姪とやってきました。 工事の日程を教えていなかったのに、なぜ知っているのかと不思議でした。 母が立ち会うため、姪に有休を取らせたそうです。 私を無視して撤去工事を見守る二人。 何のために私…

母が家を出ていきました

この夏、母が家を出ました。これからは姉、姪と暮らすそうです。 突然、1週間後に姉と暮らすために引っ越すこと、電気、電話等を契約解除してほしいと指示するメモが1枚、置いてありました。 同時に姉からは、引き取ることを書いた手紙がありました。 「順…

私が考える家族という存在は、世間一般のイメージからかけ離れているのか

ローゼマインにとっての家族は、大事な居場所であり、何があっても守るべきもの。 残念ながら、彼女の「家族とは、悲しかったり寂しかったりする時に寄り添ってくれる存在」という感覚が私には全く分かりません。 ただ、そんな風に信じられる存在があること…

待ちに待った『本好きの下剋上』最新刊に思うこと

10日は『本好きの下剋上 第5部9巻』の発売日。 前巻から4か月。これまでの巻を読み返しながら待っておりました。 大切なものを守るための戦いの顛末をドキドキしながら読みました。 この巻は、心に迫るシーンが多くて何度も泣きそうになりました。 敵役のゲ…

退職4か月目に思うこと

退職して4か月。働いていた頃がずいぶん昔のことのように感じます。 今月、人と会う約束はゼロ。私のスケジュール表は真っ白。 唯一書いてあるのは『本好きの下剋上』新刊発売日のみです(笑) 春先は時間の自由を謳歌しようと、天気のいい日はほぼ外歩きをし…

人生やり直し小説『ミッドナイト・ライブラリー』

また1冊、人生やり直し小説を読みました。 マット・ヘイクの『ミッドナイト・ライブラリー』 冒頭にこうあります。 「生と死の狭間には図書館があるのです。 この図書館の書架には涯(はて)がありません。 そしてここにあるどの本もが、 あるいはあなたが…

もしも悪魔と取引できるなら

V・E・シュワブの『アディ・ラルーの誰も知らない人生』を読みました。 フランスの片田舎で育ったアディ・ラルーという名の少女が望まぬ結婚を強いられた時、自由を求めて祈ってはいけない神に祈った結果、生きるのが嫌になったら魂を引き渡す契約を結び自由…

京都旅行で感じたこと

久しぶりに京都へ行った理由は、宇治の源氏物語ミュージアムへ行ってみたかったから。 できたと聞いた時からずっと行きたいと思っていましたが、京都駅からの所要時間を考えると躊躇していました。 機会があったら行きたいなと思う場所は、よほどのことがな…

学生時代を過ごした京都は別の街になっていました

十数年ぶりに京都へ行ってきました。 外国人の入国規制が緩和され、また観光客が増える前に新しくできた施設を見たくて。 まさかの梅雨明けで、連最高気温37度とか38度の中歩き回ってきました。 神社仏閣は変わっていませんが繁華街は全くの別物! 河原…

I love me は普通のこと?

1年前、カマル・ラヴィカントの『死ぬ気で自分を愛しなさい』を読んだあと、 心を立て直すための呪文「私は私を愛している」を唱えようとしても、 心が、この言葉を唱えることを拒否し、どうしても唱えられませんでした。 当時の私は、自分を愛しいとか好き…

住民税振込依頼書が届きました

退職して早3か月。 4月の任意保険、給料天引きの生命保険の口座変更手続き、保険の見直しに続き、 今月は住民税の振込。 これで来年の確定申告まで、退職後のToDoはしばらくお休みです。 保険も税金も、給料から引かれている時にはあまり気にならなかった…

私の本棚『本好きの下剋上』がほかの本を駆逐しました

学生時代段ボール3箱の本を持ってのお引越し。 4年後増殖した本とともに実家に戻りました。 働き始めて図書館で本を借りることを覚え、積読本が50冊を超えた時点で「読み終えて再読したい本を買う」と方針転換したけれど、本は増殖するばかり。 気に入る…

クレジットカードは退職前に作っておきましょう

クレジットカードの審査に落ちました。 先月、よく行くデパートで、そこのクレジットカード新規登録キャンペーンをしていました。私は友の会カードで買い物をしてしましたので、カードを作ってもポイントが付かないことを理由にずっとカードを作らなかったの…

花が咲くことはありませんでした

誕生日に一輪のばらが届きました。 顧客サービスとして某化粧品会社から届いた誕生日プレゼントです。 去年はピンク、今年は赤。多分、 咲いたらとても綺麗だったと思います。 半月たった今はまだ花びらに水分がありますが、今年も咲く気配はありません。 去…

人生で一番高い買い物、それは家

40歳を過ぎた頃、初めて自分のために生きてみたいと思いました。 母から離れないと何も始められないことが分かっていた私は、まず一人で暮らす場所を探し始めました。 なかなか気に入った物件が見つからなかったある日、家に帰ると条件ピッタリの場所を母…

Happy Birthdayと言ったことさえない関係でした

15日は元夫の誕生日でした。 毎年、「二人でお祝いしよう」と言った際に「お母さんは?」とやんわり拒否されたことを思い出します。 学生時代は遠距離恋愛でしたから、5月に会うことなど考え付きませんでした。 私は、彼に誕生日プレゼントを贈ったことが…

元夫の消息

とても久しぶりに夫の名前をググってみました。 1枚だけ新しい写真を見つけました。といっても2年ほど前の記事でしたが。 老けたなあ。それが第一印象。 でも体型は全然変わっていないみたいでした。 二人で年を取っていきたかったと思っていたのは、きっと…