毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

読書

大好きな本だけど2冊はいらない

『本好きの下剋上』完結後、老後の楽しみにとっておいた本の再読を再開しました。『デルフィニア戦記』をスタートにした茅田砂胡さんの一連のシリーズを読み終わり、小野不由美さんの『十二国記シリーズ』を読み進めています。 しかしこのシリーズ、前半はN…

榎田ユウリ『妖琦庵夜話~魔女の鳥籠~』は毒親がテーマでした

科学の進歩によりヒトとほんの少し違うDNAを持つ人が発見され妖人と名付けられた、という設定でその妖人の事件を扱うシリーズ。ラノベで人気の作者さんですが、角川ホラー文庫から出ています。 初頭の言葉がこの物語の核を語っています。 「かつて私はあなた…

一条ゆかりのエッセイに思うこと

書店をぶらついていたら、一条ゆかりさんの名前を思わぬところで見つけました。 インパクトのあるタイトルに思わず手が伸びました。 『不倫、それは峠の茶屋に似ている』 一条ゆかりと言えば、私がマンガを読み始めた頃にはもう、第一線で活躍されていた漫画…

絶賛増殖中、茅田砂胡さんを再読!

「最近読んでるもの」 退職してから長年の積読本を読んで捨てる、お気に入りだった本を再読して、捨てるか否かを決めています。 夏ごろまでは順調に蔵書を減らしていたのですが、茅田砂胡さん作品に手を出し始めたとたん、捨てるものがなくなりました。 茅田…

読みたい本と読んでしまいたい本

今週のお題「読みたい本」に、思わず反応してしまいました。 息をするように読書してきた人間としては、見過ごせないテーマです(笑) 勤めている間の積読本が50冊、再読しようと思っている本が本棚2本分(汗) これが死ぬまでに読んでおきたい本の山。 退職して…

明日は『本好きの下剋上』の発売日

明日は、待ちに待った『本好きの下剋上』最新刊発売日! 前回同様、フライングで今日のうちにゲットできることを祈っています。 いい年して、なんでこんなにラノベにはまっているんだろう、と 時々考えてしまいます。 元々ファンタジーが好きだというのがあ…

ローゼマイン愛が講じての印刷博物館探訪

東照宮ツアーの出発地点は東京でした。当然、ついでに東京観光。 今回のメインは、印刷博物館の工房ツアーです。 工房ツアーは日にちが限られているため、東京に行ってもなかなか予定が組めず悔しい思いをしていましたが、ようやく訪れることができました。 …

人間の皮膚で作られた本が本当にあった

魔法関連の小説なんかに時々出てくる「ヒトの皮膚」で作られた本(魔法書) フィクションの世界にしかないと思っていましたが、実際に作られていました。 人間よりも大きい本、鼻息で飛んで行ってしまう小さい本。 人間の皮膚や血で作られた本。 医学書や科…

待ちに待った『本好きの下剋上』最新刊に思うこと

10日は『本好きの下剋上 第5部9巻』の発売日。 前巻から4か月。これまでの巻を読み返しながら待っておりました。 大切なものを守るための戦いの顛末をドキドキしながら読みました。 この巻は、心に迫るシーンが多くて何度も泣きそうになりました。 敵役のゲ…

人生やり直し小説『ミッドナイト・ライブラリー』

また1冊、人生やり直し小説を読みました。 マット・ヘイクの『ミッドナイト・ライブラリー』 冒頭にこうあります。 「生と死の狭間には図書館があるのです。 この図書館の書架には涯(はて)がありません。 そしてここにあるどの本もが、 あるいはあなたが…

もしも悪魔と取引できるなら

V・E・シュワブの『アディ・ラルーの誰も知らない人生』を読みました。 フランスの片田舎で育ったアディ・ラルーという名の少女が望まぬ結婚を強いられた時、自由を求めて祈ってはいけない神に祈った結果、生きるのが嫌になったら魂を引き渡す契約を結び自由…

I love me は普通のこと?

1年前、カマル・ラヴィカントの『死ぬ気で自分を愛しなさい』を読んだあと、 心を立て直すための呪文「私は私を愛している」を唱えようとしても、 心が、この言葉を唱えることを拒否し、どうしても唱えられませんでした。 当時の私は、自分を愛しいとか好き…

私の本棚『本好きの下剋上』がほかの本を駆逐しました

学生時代段ボール3箱の本を持ってのお引越し。 4年後増殖した本とともに実家に戻りました。 働き始めて図書館で本を借りることを覚え、積読本が50冊を超えた時点で「読み終えて再読したい本を買う」と方針転換したけれど、本は増殖するばかり。 気に入る…

「本好きの下剋上」が私に笑うことを思い出させてくれた

先日、テレビを見ながら自分が声を上げて笑っていることに気づきました。 私、笑ってる。。。 自分がまた笑う日が来るなんて、ずっと思ってもみないことでした。 「本好きの下剋上」を読み始めて、随所に笑いのツボがあって、思わず吹き出して。 最初に声を…

私が「本好きの下剋上」にはまった10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」 今一番はまっているのはこれです。 「本好きの下剋上」香月美夜/著 何より、ストーリー展開の妙! マンガを読んでいるかのようなテンポの良さ。 1年で3回読んでも飽きないどころか、もう一度読みた…

コロナのワクチンは果たして本当に有効なのか

皆さんは、もうコロナワクチンを打たれたでしょうか? 私はまだ打っていません。 予約は取ったのですが、ワクチン接種翌日があいにくと仕事でどうしても休めない日となり、予約を一旦キャンセル。再予約日も同じ理由でキャンセル。 3度目の予約を取るのが面…

久しぶりにロマンス小説を手に取りました。 『目覚めの朝に花束を』 主人公のブリーンは、両親の離婚後母親に育てられ、容姿を否定され目立たぬ服装、髪をさえない色に染めることを強いられ、大学での選考や仕事、人生のすべてを母に決められたことに疑問も…

カマル・ラヴィカントの『死ぬ気で自分を愛しなさい』を実践してみました

この本は、一緒に暮らしていた愛する人に去られて、絶望の淵に落ちた作者が、 自分を見つめ立ち直った経験を書いた本です。 たくさんある人生訓の本の中で、誰でも実践できるやり方と筆者の語り掛ける口調に引き込まれました。 1,2,3,4 大きく息を吸…

今年のGWはあっという間に終わった

今日で連休も終わり。明日からまた通常の1週間が始まります。 令和元年は怒涛の9日間だったし、去年は6日までお休みだったので 今年の休みがやけに短く感じました。 思い返せば、昭和のGWは、4月29日に始まって3日、5日と飛び石の休みしかありません…

『怒っている人図鑑』

10年ほど前からアンガーマネジメントという言葉を耳にするようになりました。 怒りをコントロールする方法、上手な対処法というものらしく、本や講演会を目にする機会が増えました。 怒るという感情自体、あまり抱いたことがないので、あまり興味がなかった…

周りに人がいないのは、自分が悪い?

H.G.ウェルズの『ポリー氏の人生』の中にこんなフレーズがありました。 「僕らを幸せにするのは、僕らの努力の結果じゃなく、他人を幸せにするのは、僕らの努力の結果じゃない。人に好かれる性格、味方してもらえる性格があり、好まれない性格がある。そ…