毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

気分転換、日光に行ってきました。

善光寺に続き、一生に一度は言ってみたいと思っていた日光東照宮

計画自体は、まだ旅行割の詳細も決まっていない夏に立てていました。

旅行割開始決定後、はとバスさんからはメールや電話で案内があり、日帰りバスツアーで40%OFF、3000円のクーポン付。

乗車後、クーポンは栃木県でしか使えないし、使える場所も限られているので、最初のサービスエリアで使うようガイドさんが繰り返しておりました。

日光東照宮

紅葉の時期は過ぎていましたが、天気も良く絶好の散策日和でした。

二条城のような広い敷地を想像していたのですが、東照宮は思った以上に狭かった!

有名な陽明門は、ガイドブックに書いてあったとおり見飽きないし、いつまでも見ていたいほど凝った作りでした。

それでも、時間が限られているので一通り見たら次の見学ポイントへ。

 

修学旅行らしき学生や小学生の団体、たくさんの観光客の賑わいをかわしつつ、やっぱり上野の東照宮に似ているなあ、などと思いながら、三猿、眠りねこなど有名スポットを見て回りました。

 

その後、日光東照宮美術館で横山大観の襖絵、宝物館で徳川家康の遺品やお神輿の見学もできて大満足。

 

集合場所への道が分からなくて、ちょっと焦るアクシデントはありましたが、何とか集合時間に間に合いホッとしました。

 

昼食後、バスは一路いろは坂へ。

カーブが多いことは知っていましたが、まさかここまでとは。

名前もカーブが48あることに由来していることやカーブに一つ一つい、ろ、はと文字が書かれていることなどをガイドさんから聞きながら、バスはどんどん坂を登って行きました。

真っ直ぐなところでは車窓をみるゆとりがありましたが、カーブになると窓から道、路肩が見えません。目に入るのは周りの山々、そしてはるか下の方に登ってきた道。

高所恐怖症ぎみの私は怖くて思わず目をそらせておりました。

下りの道はもっと急でしたが、もともとはこの道しかなかったとか。

今は一方通行ですが、対面の時はどうやっていたのかといらぬ心配をしてしまいました。

心配された渋滞もなくバスはツアー旅程を終え、解散。

ああ、楽しかったと思った途端、自分が“楽しい”と感じることができたことに気づきました。

一人になってゆっくり旅行した時に、職場の人から何気なく言われた「楽しかったですか」の言葉に、自分が“楽しい”という感覚が分からなくなっていることに気づいて愕然としてから6年。いつの間にか“楽しい”という感覚が思い出せていたことをしみじみとかみしめながらホテルに戻りました。