毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

これを嫌がらせと感じるのは間違いだろうか

母の引っ越し後、日を改めて家の中を見て回りました。 押し入れの中、キッチンやレンジの下などにも物が放置されていました。 食器棚には、一緒に暮らしていた時に使ったことのない食器が何枚も残っていました。 洗面所には、タオルや洗面器が置きっぱなし。…

母が引っ越した翌日のできごと

母が引っ越した翌日、電話工事のため待機していると、母が姪とやってきました。 工事の日程を教えていなかったのに、なぜ知っているのかと不思議でした。 母が立ち会うため、姪に有休を取らせたそうです。 私を無視して撤去工事を見守る二人。 何のために私…

母が家を出ていきました

この夏、母が家を出ました。これからは姉、姪と暮らすそうです。 突然、1週間後に姉と暮らすために引っ越すこと、電気、電話等を契約解除してほしいと指示するメモが1枚、置いてありました。 同時に姉からは、引き取ることを書いた手紙がありました。 「順…

私が考える家族という存在は、世間一般のイメージからかけ離れているのか

ローゼマインにとっての家族は、大事な居場所であり、何があっても守るべきもの。 残念ながら、彼女の「家族とは、悲しかったり寂しかったりする時に寄り添ってくれる存在」という感覚が私には全く分かりません。 ただ、そんな風に信じられる存在があること…

待ちに待った『本好きの下剋上』最新刊に思うこと

10日は『本好きの下剋上 第5部9巻』の発売日。 前巻から4か月。これまでの巻を読み返しながら待っておりました。 大切なものを守るための戦いの顛末をドキドキしながら読みました。 この巻は、心に迫るシーンが多くて何度も泣きそうになりました。 敵役のゲ…

退職4か月目に思うこと

退職して4か月。働いていた頃がずいぶん昔のことのように感じます。 今月、人と会う約束はゼロ。私のスケジュール表は真っ白。 唯一書いてあるのは『本好きの下剋上』新刊発売日のみです(笑) 春先は時間の自由を謳歌しようと、天気のいい日はほぼ外歩きをし…

人生やり直し小説『ミッドナイト・ライブラリー』

また1冊、人生やり直し小説を読みました。 マット・ヘイクの『ミッドナイト・ライブラリー』 冒頭にこうあります。 「生と死の狭間には図書館があるのです。 この図書館の書架には涯(はて)がありません。 そしてここにあるどの本もが、 あるいはあなたが…

もしも悪魔と取引できるなら

V・E・シュワブの『アディ・ラルーの誰も知らない人生』を読みました。 フランスの片田舎で育ったアディ・ラルーという名の少女が望まぬ結婚を強いられた時、自由を求めて祈ってはいけない神に祈った結果、生きるのが嫌になったら魂を引き渡す契約を結び自由…

京都旅行で感じたこと

久しぶりに京都へ行った理由は、宇治の源氏物語ミュージアムへ行ってみたかったから。 できたと聞いた時からずっと行きたいと思っていましたが、京都駅からの所要時間を考えると躊躇していました。 機会があったら行きたいなと思う場所は、よほどのことがな…

学生時代を過ごした京都は別の街になっていました

十数年ぶりに京都へ行ってきました。 外国人の入国規制が緩和され、また観光客が増える前に新しくできた施設を見たくて。 まさかの梅雨明けで、連最高気温37度とか38度の中歩き回ってきました。 神社仏閣は変わっていませんが繁華街は全くの別物! 河原…

I love me は普通のこと?

1年前、カマル・ラヴィカントの『死ぬ気で自分を愛しなさい』を読んだあと、 心を立て直すための呪文「私は私を愛している」を唱えようとしても、 心が、この言葉を唱えることを拒否し、どうしても唱えられませんでした。 当時の私は、自分を愛しいとか好き…

住民税振込依頼書が届きました

退職して早3か月。 4月の任意保険、給料天引きの生命保険の口座変更手続き、保険の見直しに続き、 今月は住民税の振込。 これで来年の確定申告まで、退職後のToDoはしばらくお休みです。 保険も税金も、給料から引かれている時にはあまり気にならなかった…

私の本棚『本好きの下剋上』がほかの本を駆逐しました

学生時代段ボール3箱の本を持ってのお引越し。 4年後増殖した本とともに実家に戻りました。 働き始めて図書館で本を借りることを覚え、積読本が50冊を超えた時点で「読み終えて再読したい本を買う」と方針転換したけれど、本は増殖するばかり。 気に入る…

クレジットカードは退職前に作っておきましょう

クレジットカードの審査に落ちました。 先月、よく行くデパートで、そこのクレジットカード新規登録キャンペーンをしていました。私は友の会カードで買い物をしてしましたので、カードを作ってもポイントが付かないことを理由にずっとカードを作らなかったの…

花が咲くことはありませんでした

誕生日に一輪のばらが届きました。 顧客サービスとして某化粧品会社から届いた誕生日プレゼントです。 去年はピンク、今年は赤。多分、 咲いたらとても綺麗だったと思います。 半月たった今はまだ花びらに水分がありますが、今年も咲く気配はありません。 去…

人生で一番高い買い物、それは家

40歳を過ぎた頃、初めて自分のために生きてみたいと思いました。 母から離れないと何も始められないことが分かっていた私は、まず一人で暮らす場所を探し始めました。 なかなか気に入った物件が見つからなかったある日、家に帰ると条件ピッタリの場所を母…

Happy Birthdayと言ったことさえない関係でした

15日は元夫の誕生日でした。 毎年、「二人でお祝いしよう」と言った際に「お母さんは?」とやんわり拒否されたことを思い出します。 学生時代は遠距離恋愛でしたから、5月に会うことなど考え付きませんでした。 私は、彼に誕生日プレゼントを贈ったことが…

元夫の消息

とても久しぶりに夫の名前をググってみました。 1枚だけ新しい写真を見つけました。といっても2年ほど前の記事でしたが。 老けたなあ。それが第一印象。 でも体型は全然変わっていないみたいでした。 二人で年を取っていきたかったと思っていたのは、きっと…

退職後の過ごし方1か月目

無職になって、早1か月。 自分がこんなに怠惰だとは思いませんでした。 退職前は、やりたいこと、やらなくてはいけないことをいろいろ考えていたのに、 なかなか実行できません。 体を動かすため、天気のいい日は外に出ることを優先していたので、 なおさら…

「本好きの下剋上」が私に笑うことを思い出させてくれた

先日、テレビを見ながら自分が声を上げて笑っていることに気づきました。 私、笑ってる。。。 自分がまた笑う日が来るなんて、ずっと思ってもみないことでした。 「本好きの下剋上」を読み始めて、随所に笑いのツボがあって、思わず吹き出して。 最初に声を…

お花見敢行

久しぶりに早起きをしました。 仕事を辞めてからは、起きたら8時とか9時とか、とんでもない時間になっていて驚くこともあったくらいでしたのに。 疲れがたまっていたんだ、と自分に言い訳したりしてました。 ここ数年は、夜中に目が覚めてもすぐにまた寝ら…

仕事を辞めた理由

仕事を辞めるということを考え始めたのは、夫だった人が定年を迎えた年でした。 母との関係が最悪になり、仕事でも辛いことが重なり、心身ともにぼろぼろで自己憐憫に浸っていた頃です。 離婚さえしていなければ、早期退職して専業主婦になって夫と一緒に過…

仕事を辞めるということは、スイーツがとんでもなくもらえるということだった

前回、私が退職することを聞いて、昔の同僚たちが顔を出してくれたと書きました。 みんな手土産を持ってきてくれるので、そのスイーツを最近の朝食にしておりました。 クッキーはまだしもフィナンシェやパウンドケーキは賞味期限が短いですから、毎日せっせ…

セカンドライフに突入します

元夫が定年を迎えた頃から考えていたことですが、今月で仕事を辞めることにしました。 私の時間があとどれだけ残っているのかわかりませんが、これまで何もしてこなかった分、これからは少しでもいろいろなことを見て、まだ間に合うことをいろいろ体験したい…

まだ、元夫の夢を見る

久しぶりに元夫の夢を見ました。 彼の夢を見たのは、何年ぶりでしょう。 ディズニーランドみたいなところへ行っている夢でした。 彼は笑顔で、私が彼にキスをするとびっくりしていました。 彼と唇を重ねて、舌を絡める。 彼とはそんなキス、したことがないの…

父の命日に思うこと

もうすぐ父の命日です。 父は50回目の誕生日を迎えてほんの数日しか生きられませんでした。 年末に緊急入院した時は、まだしっかりしていたのに、年明け大学に戻る前に父を見舞った時は、精神錯乱を起こしていて何を言っているのか私には理解できませんでし…

更新してシャットダウンの恐怖

先日、パソコンを落とそうとしたときに、「更新してシャットダウン」が出てきたので、何も考えずにクリック。そのまま放置して翌日立ち上げたら、画面がすっかり変わっていました(汗) Microsoft Edgeは初期設定しろと言ってくるし、お気に入りもフォルダも…

YouTubeで「リボンの騎士」発見

子どもの頃、夢中になって見ていた「リボンの騎士」を手塚プロが期間限定で公開しているのを見つけました。 今年の正月休みに1話から最終話まで一気見しました。 初期のサファイアは、実はどうしようもないバカ王子だったことに気づきました。 心根は綺麗だ…

明るい未来が見えません

正月早々、こんなこと書いたらあまりに暗くなるので今日まで待ちました。 1月1日、目が覚めたら泣いていました。 最悪の年明けです。 相変わらず、結婚生活についても離婚話も夫と直接できなかった後悔に囚われています。 せめて一度でいいから二人で、二人…

おせちでプチ贅沢

新しい年になりました。私が住む町は、今年も雪とともに一年が始まりました。 皆さんのところはいかがでしょうか。 おせち 花手毬 我が家は父が死んでから、おせち料理を用意しなくなったので、何十年もおせちと無縁の生活を送っていました。 お正月は着物を…