毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

確定申告に行ってきました

一昨年の3月までは働いていたので、去年の申告には給与所得とか退職金とかがありましたが、今年は保険控除ができるのかよくわからなかったけど、時間だけはあるので無駄足になっても散歩してきたと思えばいいからと、とりあえず申告会場にでかけました。

 

朝一番のピークが過ぎた頃を狙って出かけたのですが、あいにくまだ会場は混んでいました。

番号札を受け取り、なんとか椅子を見つけて読書をしながら気長に待っていると、しばらくして、書類チェック窓口の係員の大きな声が聞こえてきました。

 

「Tさんにとって記載したほうが節税になります」「Tさんが~」

申告者の名前が繰り返し聞こえてきました。

何か押し問答をしているみたいでしたが、待っている人全員に自分の名前が聞こえるのって嫌だな、と思いながらも本を読み続けていると、しばらくして係員さんとTさんがこっちにやって来ました。

 

どうやら、Tさんというこの高齢の男性は、高額医療費の申告をするのに金額の計算書を作らずにきていたらしい。

医療費の計算コーナーで書き方を説明しようとする係員さんと、こんなものを書いたことはない、これまでは全部書いてもらっていた 、と主張する男性。

さっきも同じような押し問答をしていたのでしょうか。

 

何度も同じ話が聞こえてきましたが、係員さんの「そろそろ窓口に戻らないといけないので書き方を説明していいですか。」という声の後、急に静かになったので様子を伺うと係員さん、横向いて沈黙してました。

しばらくして、Tさんも諦めたのか書き方の確認をはじめていました。

 

このやりとりのあと、係員さんは席に戻り、二人同時に呼ばれたと思ったらその後も呼び出しが急に早くなりました。

書類に不備がない人ばかりだったのか、係員さんのチェックが甘くなったのか。

まあ、前者だと思いましょう。

 

スピードアップしたおかげで思いのほか早く順番がきて、無事確定申告終了。

ありがたいことにほんのちょっと、ランチ代くらいですが還付してもらえることになりました。

来年は自宅での申告に挑戦したいです。