元夫が定年を迎えた頃から考えていたことですが、今月で仕事を辞めることにしました。
私の時間があとどれだけ残っているのかわかりませんが、これまで何もしてこなかった分、これからは少しでもいろいろなことを見て、まだ間に合うことをいろいろ体験したいと思っています。
積読本、取りためたドラマも片付けたいし。
自分では辞めることを隠していたつもりでしたが、いつの間にか周りはみんな知っていました。
私がみんなが知っていることに気づかないほど、職場の人たちがノーリアクションの中、10年も20年も前に一緒に働いた人たちがぽつぽつ、あいさつに来てくれました。
最初に仕事を教えてくれたのが私でよかった、と何人もの人が言ってくれました。
ずっと心に分厚い鎧を着て、辛くて仕方のない心を隠して仕事をしていましたから
私を煙たがる人、嫌う人、見下す人。
ずっと、後輩が私と同じような嫌な思いをしないよう、気を使ってきたつもりですが
仕事を覚えたとたんに、態度が変わる人もいました。
そんな中、私の仕事ぶりを認めてくれた人がいたことが、とてもとてもありがたく感じました。
彼女たちがいた頃は、いずれも私にとって仕事が山積みで、とても忙しくて充実した日々でした。だからこそ距離を縮められたのかもしれません。
数少ないよき思い出です。
今日が最後の出勤。
もう、周りに気を使って無理する必要はないんだ、と思うだけで気分が楽になります。
良きにつけ悪しきにつけ、他人との触れ合いはほとんどなくなるかもしれませんが
自分を中心にした暮らしをしていこうと思っています。
これからはもう少し頻繁に更新できるようにもしたいです。
飽きずに読んでいただけると嬉しいです。