毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

セカンドライフに突入します

元夫が定年を迎えた頃から考えていたことですが、今月で仕事を辞めることにしました。

 

私の時間があとどれだけ残っているのかわかりませんが、これまで何もしてこなかった分、これからは少しでもいろいろなことを見て、まだ間に合うことをいろいろ体験したいと思っています。

積読本、取りためたドラマも片付けたいし。

 

自分では辞めることを隠していたつもりでしたが、いつの間にか周りはみんな知っていました。

私がみんなが知っていることに気づかないほど、職場の人たちがノーリアクションの中、10年も20年も前に一緒に働いた人たちがぽつぽつ、あいさつに来てくれました。

最初に仕事を教えてくれたのが私でよかった、と何人もの人が言ってくれました。

 

ずっと心に分厚い鎧を着て、辛くて仕方のない心を隠して仕事をしていましたから

私を煙たがる人、嫌う人、見下す人。

ずっと、後輩が私と同じような嫌な思いをしないよう、気を使ってきたつもりですが

仕事を覚えたとたんに、態度が変わる人もいました。

 

そんな中、私の仕事ぶりを認めてくれた人がいたことが、とてもとてもありがたく感じました。

彼女たちがいた頃は、いずれも私にとって仕事が山積みで、とても忙しくて充実した日々でした。だからこそ距離を縮められたのかもしれません。

数少ないよき思い出です。

 

今日が最後の出勤。

もう、周りに気を使って無理する必要はないんだ、と思うだけで気分が楽になります。

良きにつけ悪しきにつけ、他人との触れ合いはほとんどなくなるかもしれませんが

自分を中心にした暮らしをしていこうと思っています。

 

これからはもう少し頻繁に更新できるようにもしたいです。

飽きずに読んでいただけると嬉しいです。