毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

周りに人がいないのは、自分が悪い?

H.G.ウェルズの『ポリー氏の人生』の中にこんなフレーズがありました。

 

「僕らを幸せにするのは、僕らの努力の結果じゃなく、他人を幸せにするのは、僕らの努力の結果じゃない。人に好かれる性格、味方してもらえる性格があり、好まれない性格がある。それをよく理解して、あとは結果を甘受しなくちゃいけない。」

 

小説では、主人公が苦しんだ時必ず助けてくれる人が現れます。だけど、現実には誰かに手を差し伸べられる人と誰からも助けを得られない人がいます。いじめとかの自殺が相次いでいるのがその顕著な証拠でしょう。

 

ワンピースでナミが仲間になる前、ルフィーがナミに「助けてって言わなければ誰も助けられない」って、手を差し伸べるシーンがありましたが、勇気を出して「助けて」って言えない、言う相手がいない場合はどうすればいいのでしょうか。

 

信じていた人に信じてもらいない。声すらかけられない状態で「助けてほしい」なんて言えるはずがありません。

周りが助けてくれないのは、自分が悪いのだと自分自身に言い聞かせる以外の方法があるのでしょうか。

仕方がないとあきらめて、結果を受け入れるしかないと思うしかないのは弱い人間なのでしょうか。

だけど、そんな人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

 

でも、聞いてもらえなくても勇気を出して声を上げなければ誰にも伝わらない。言えなかったことは、なかったことにされてしまうと思うのです。