毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

明日は『本好きの下剋上』の発売日

明日は、待ちに待った『本好きの下剋上』最新刊発売日!

前回同様、フライングで今日のうちにゲットできることを祈っています。

 

いい年して、なんでこんなにラノベにはまっているんだろう、と

時々考えてしまいます。

元々ファンタジーが好きだというのがありますが、それ自体が無意識に現実逃避していたのかもしれません。

 

本好きの下剋上』は、ラノベでは王道の成長物語と言ってしまえばそれまでなんですが、何と言っても「本好き」という共感しやすい主人公。

虚弱で倒れることも多いけど、本を読むためには全力で頑張るところもかわいいし。

 

テーマの一つが家族愛であることも大きいです。家族に愛されまくっている主人公のマインと家族のやり取りは、羨望を掻き立てます。

家族愛というものを理解できないマインの後見人フェルディナンドや否定されたと思い込んで家族との関係が悪くなった幼なじみのルッツには、共感できるエピソードがいっぱいありました。家族という概念が理解できない灰色神官(孤児)の存在も、設定がうまいなあと感じるところです。

 

やりたいこと、夢、希望、なにもかもあきらめなくてはいけないと思い込んでいた私には、周りの思惑で立場が変わりながらも、やりたいことをあきらめるという発想自体がなくて、どうやったら実現するか、夢に向かって一直線のマインが羨ましいけど、頑張る姿に惹かれています。

 

本好きの下剋上』の世界に浸っていれば、元夫のことを思い出さない、自分の人生を考えなくていい、後悔の涙を流さなくていいというのも大きな理由かも。

現実からの「逃げ」ですね。

でも小説って、突き詰めれば現実逃避なんだから、苦しみを一時でも忘れられたらそれでいいのかもしれませんね。

マインちゃんの世界は、どっぷり浸っているのがとても居心地がいいのだと思います。

 

前作では、大きな戦いが描かれ、今作が戦後処理。何がどうなったかを早く本の形で読みたいです。

今日のうちに、新刊が買えますように。神に祈りを!

 

追記

予約していた書店から開店前に連絡があり、無事新刊ゲット!

一日、ローゼマインの世界に浸っておりました。

次が本編の最終巻。冬発売って、12月ですか?

首を長~くして待ちます。