毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

山口真由さんの妊娠報道に思うこと

東大卒、元エリート官僚としてテレビでよく見ていた山口真由さんが妊娠したと発表された。

ネットを見ていると、「いつ結婚したんだ」とか「夫は誰だ」とか言っている人がいることに違和感を感じます。

 

政府の少子化対策も同じ。「結婚しなくても妊娠できる」という根本的なことを横に置いている気がします。男性の権威がなくなるから、あえて無視しているのかしら。

 

山口真由さんのように、経済的に安定していて夫はいらないけど子どもはほしい、と思っている人、結構いるのではないでしょうか。

 

日本では、不妊治療は既婚者に限るし、独身で養子をとるのもハードルが高い。

子育て支援とかももちろん大事だけど、20年以上成果の出ないプロジェクトって民間だったらとっくに中止して、方向転換するでしょうに。

 

単に日本人を増やしたいだけなのか、日本経済を支える人材としての日本人が欲しいのか。

政府の少子化対策が何を目指しているのかイマイチわかりません。

経済的なことばかりが目につきますが、国に支援してもらわないと子ども育てられないんだったら、成人しても国に頼るかもしれないでしょう。

経済的に自立していて、一人で子どもを育てられる環境にいる女性で、子どもを欲しがっている人への対策したほうが有益じゃないのかなと、思ってしまいます。

 

私は、元夫の子どもを産みたかったと後悔していました。

特に女性として妊娠できる可能性がリミットを迎える40歳直前、子どもを産みたくて仕方がありませんでした。

当時は、独身で子どもを産む手段といえば、アメリカ行って人工授精することくらいしか思いつかなかったけど、庶民が実現できるようなことではありませんでしたから、早々にあきらめましたが。

養子をとることも考えました。

もし、あの当時母の面倒をみる必要がなければ、養子を取るための行動くらいはできたのかなと考えてしまいます。

 

山口真由さんのように出産する女性が増えて、世の中の見方が変わるをいいなあと思います。

私が言うことでもないですが、健やかに元気な子どもが生まれることをお祈りします。