毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

カウンセリングを受けてみました

母との確執に苦しみだしてから、職場のメンタルヘルスチェックでいつも「重度のストレス」「即医療機関に行きましょう」等の結果が出ていました。

今回のチェック結果で、初めて「軽いストレス」に診断が変わりました。

母と接しないことにより、気持ちが少しずつ楽になってきたことが見える化した感じです。

 

少し気持ちが上向きになったので、前々から考えていたカウンセリングを受けてみました。

予約を取った後で「何を話せばいいんだろう」「カウンセリングを受けて、どうなりたいのか」を改めてじっくり考えてみました。

 

カウンセラーの前で感情的にならないよう、「現在の自分の状況」「幼少時代に母に言われたこと、自分が思い込んでいたこと」「何がつらいか」いろいろ書き出しておきました。

 

しかしいざカウンセラーに会ったら、緊張して本に書いたことをぽつぽつ話せただけでした。それでもメモを用意しておいてよかったと思いました。

 

1時間ずっと、否定されたり話の腰を折られたりされることなく、心にたまった思いを話すことで、一時的でも気持ちが楽になりました。

 

私の書いた本を読んだ方から「本人の思い込み」「いいお母さんじゃないですか」等の感想をいただいた時には、とても落ち込みました。

でも、カウンセラーから「母親が子どもに言うべきことではない」「逃げてよかった」と私の言葉を肯定してくれて、母を見限った罪悪感が薄らぎました。

 

帰りの道では、これからは楽しいこといっぱいやろう、と自分でも不思議なくらい前向きな気持ちになっていました。

もう少し早く受ければよかった、なんて虫のいいことまで考えていました。

 

でも、わかっているんです。本当にしんどいときに自分の苦しみを吐き出すことなんてできないってことも。

周りをみるゆとりなんてないし、思考力も低下してポジティブな行動なんて思いつくゆとりもないから、カウンセラーを探すことなんてできたはずがないってことも。

 

しばらく通ってみるつもりです。

これから人生を取り戻すことはできなくても、自分を肯定できる自分を取り戻すことを目指して。