毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

読書感想文が本嫌いのこどもを増やしたという意見もある

夏休みの宿題で一番苦手だったのが、読書感想文と工作でした。

本を読むのは、日常生活の一部でしたが感想文を書くとなると何をどう書いていいかさっぱりわかりませんでした。

国語の先生が本を読ませるのに楽な宿題として考えられたものかもしれませんが

書き方を教えられた記憶はありません。

 

読書感想文の書き方の本を読んでも、簡単に書けるものではなかった思い出があります。

先生が求めている感想文がどういうものか、といえば自分が知っている作品で書かれた本だな、と気づいてからは本を読まずに、あるいは斜め読みで感想文を書いていました。もしくは、先生を困らせる本(性的描写が激しい本とかマイナーなSFなど)であえて書くとか。

 

宿題としての感想文は出すことに意味があるので、読書感想文らしきものを書くために本を全部読む必要はありません。

私がやっていた方法をしょうかいすると、まず用意するのは、作品内容を丁寧に解説してくれている「解説文」がついた文庫本。これが一番時間がかかります。

図書館や書店で、それなりに興味が持てるものを見つけます。

解説文の内容を適当にピックアップして、自分の言葉であらすじと解説を作り直します。

解説文でいちばん興味を持てた部分についての感想を付け加えたら完成です。

 

もちろん高い評価をもらったことはありません。

でも、感想文を書くことを考えながら本を読むと本の世界に浸れないのが嫌でした。

そういう読書は楽しくないと思っていました。

本を読むことに慣れていない子どもは、なおさら苦痛を感じていたんじゃないかな。

 

ネットで読書感想文を作ることができるようになった昨今、いい加減読書感想文を宿題にしなくてもいいんじゃないでしょうか。

先生も全部読んで評価するの大変でしょうしね。