毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

家族関係

母のやり口

連休にあれから初めて家に戻った。 姉と出くわしたことを思い出すと玄関を開ける気がしなくて、裏口から家に入った。茶の間のテーブルに私が赤ちゃんだった時の写真があった。昔見せてもらった写真館で撮った私の唯一の赤ん坊だった時の写真だ。私に持ってい…

真実が知りたい

姉の言葉を反芻する。 姉は、私と元夫との最初で最後の話し合いの時「なんで僕と結婚した」と怒鳴る声が聞こえてきたと言った。あの時、夫には別れる気がなかったと姉は断言した。私がかたくなに拒否していたと。 姉に言われて思い出した。 私は夫に怒鳴られ…

姉の言い分

正月に姉と2年ぶりに顔を合わせてから、1か月以上が過ぎた。まだ、気分は落ち込んだままだ。 2年前、「そんなにしんどいなら母の面倒は私が見る」と言ってくれた言葉を信じた私がばかだった。結局のところ、家を改修したり買い替えたりする金はないから母を…

不眠症の復活

姉と話をしてから頭痛が取れない。眠れない。また不眠症が復活してしまった。 一人暮らしをはじめて、ようやくまともに眠れるようになっていたのに。昨年の暮れには、休みの日に9時過ぎまで寝ていて焦ることもあったのに。身体は心の状態を正直に表す。魔法…

2018年のはじまり

正月早々、母、姉とやりあった。年賀状を家に取りに行ったタイミングが悪かった。ちょうど玄関を出たところで姉と鉢合わせ。何も言わずにそのままスルーすればよかったのに、「いつになったら母を引き取ってくれるの」と聞いてしまったのが間違いだった。茶…

ざっくりと2017年の振り返り

2017年は私にとって行動の年だった。長年の奴隷生活から抜け出し、マンションで暮らし始めたのが2016年の末。一人になって初めての正月休み、私は原稿を書いては泣き、疲れるとアニメ「ちはやぶる」を見て過ごしていた。 2月にはようやく形になった原稿を本…

毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

長年母親の面倒を見ることが私の義務だと信じて生きてました。ずっと、生まれたことに罪悪感を抱き、母に認めてもらうことを求めてきました。母から子どもの時に繰り返し聞かされた「お前が生まれることは誰から歓迎されなかった。周りに堕せと言われたけど…