毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

「ミュージカル本好きの下剋上」を観てきました

マインちゃんが舞台で歌って踊る♪ 

ラノベの舞台なんて、若い人ばかりだろうな、場違いかな、とか思いながらもやっぱり観たくて、東京まで舞台を観に出かけてしまいました。

ミュージカル本好きの下剋上

場所は、品川プリンスホテルステラボール

開場時間から少し遅れて入ったのですが、ロビーに人がいない、グッズ販売コーナーに人が群がっていない‥

これまで観た舞台とはやっぱりずいぶん雰囲気が違いました。

 

平日だから観客が少ないのかな、と思いながら、グッズ売り場を覗いてから席に着きました。

前方の席には段差がないことを事前に調べていたので、前の人で舞台がよく見えないかなあ、と覚悟していたのですが、幸いにも段差が始まる席でした。

ここなら舞台がよく見えるなあと、喜んでいたのですが、なぜかいつまでたっても私の前方の席に座る人がいない。。。

後ろの席は徐々に埋まりだしました。

意外なことに男性客もちらほら。私より年配の人を見つけてちょっと安心。

前方、多分S席に進む人は、みんな右側に座っていって、左半分の席に座っているのは一人だけ。リピ買いで座席指定をしたのかな。

 

チケット販売って、プレイガイドごとに割り振りがあるものだと思っていましたが、こんなチケットの売り方もあるんですね。

結局開演まで左側前方に座る人はいなかったので、私はたくさんの空席を目にしつつ、舞台を見ることになりました。

 

開演は17時半だったので、メインキャストが子どもで観客に子どもが来ることを想定して、通常より開演時間を早めていたのかと思いきや、舞台、3時間ありました‥

終了時間からの逆算だったのですね。

 

原作の1部「兵士の娘」をダイジェストとはいえ全部やるとは思っていませんでした。

休憩をはさんだとはいえ、主役のマイン役の子は3時間、ほぼ出ずっぱり。引っ込んでいたのは衣装替えの時間くらいではなかったでしょうか。

 

子ども役は3人ともダブルキャストで私が見た時のマイン役は池村碧彩さん。

原作のマインの可愛らしさをほんとにそのまま表現していました。

あんまり可愛いので、美術館用の単眼鏡を引っ張り出して見ていたら、マインとルッツのやり取りのちょっとシリアスな場面では目に涙をためているように見えました。

感情移入していたんでしょうか。こちらまできゅんとしてしまいました。

 

グリコのポーズで神に祈りを捧げる場面、はじまる前からあのポーズが見られると、期待に声を殺して笑っていました。周りの人、誰も笑っていなかったけど。

セリフはほぼ原作のまま、「本好きの下剋上」の世界を堪能した3時間でした。

 

あえて言うなら、フリーダにも冬の衣装と夏の衣装を用意してほしかったかな。冬の衣装の上着を脱ぐだけでも、季節の変化が分かったのにな。

夏の場面で冬の貴色の赤を着ているのはちょっと違和感ありました。

あと、ピンク頭のフェイがいなかったのは、さみしかったかな。

 

東京公演は、今日が最終日。来月には2日間だけですが大阪で上演されます。

来月はさすがに無理だけど、再演されたらまた行くだろうなと思うくらい楽しい舞台でした。

 

本好きの下剋上』に心が救われる日々はまだ続きます。