毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

処女と(素人)童貞だったから結婚生活始められなかったのかな?Part2

妻と話をしない。男ってそんなものだという理屈が通るなら

初めて経験するときは男にうまくリードしてもらいたいと、処女が望むのも普通ではないでしょうか。怖くて逃げたり、いやと言ったりするのもそう変なことでもないように思います。

子どもの頃、はじめてセックスシーンを目にしたのが『ベルサイユのばら』で、オスカルがアンドレに「今夜、あなたの妻に」と言いながらも土壇場で「こわい」と逃げ出して、アンドレが「こわくないから」とベッドに誘うシーンでした。

今でも鮮明に覚えているほど衝撃的でした。

男として育てられたオスカルは当然処女の設定だけど、それでも30過ぎの女がこんな乙女チックな反応するのかと。

オスカル一筋のはずのアンドレが初めてとは思えない態度でオスカルをリードしたから。

アンドレは誰かとそういうことを経験していたのだなと。

 

『ミミと州青シリーズ』のミミだって、新婚旅行で州青さんに迫られて逃げたし。

アンジェリク』の主人公アンジェリクなんて、恐怖が過ぎて吐いてしまったし。

初めての時に「やだ」って言ったって、関係持つのが嫌なわけではないとアンドレも州青さんもジョフレもみんな分かったのになんで夫は分からなかったのでしょうか。

セックスを拒否する妻に対してだって、『デスパレートな妻たち』のポールも「なぜ拒否するんだ」と妻に聞いたし、別の番組でも「何が嫌なんだ」と夫が妻に詰め寄るシーンを見たことがあります。ポールは「セックスに応じないなら離婚だ」と別の回で妻に迫っていたし。

はじめは「私は処女なのよ」と反論していた妻も執拗に迫るポールにとうとう応じた後は夢中になってたけど。

オスカルもミミもアンジェリクもみんな処女の設定で、怯えて一旦は拒否するけどちゃんと結ばれることができて、私ができなかった理由は?

やっぱりリードする男性が経験豊富か否か、ということが重要なポイントだったように思えてなりません。

それに、自分自身を嫌なのではない、と相手を信じていたから。

フィクションだけどいろいろ目にして、ちょっとだけ知識も増えて結婚当時全くわからなかったことが少しだけ見えてきました。

夫が私に「関係を持ちたい」と一度も言わず、何が嫌かも聞こうとせず、夫の権利を行使するのを当然のことだと主張することもなかったのは、自分が愛されているという自信がなかったから、私が夫に身も心も捧げるつもりだと信じてもらえなかったから。もしかしたら私が処女だったことさえ彼は思い至らなかったのではないかと考えるようになりました。

やっぱり私たちがセックスレスだった一番の理由は、夫が関係を持ちたいと妻に言わなかったことだと思います。

結論:結婚してはじめて関係持つなら、どちらかが経験豊富でないとうまくいかない。