毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

結婚指輪は勝手にはずしてはいけないものなのか?

結婚前、指輪をつけることを母に禁止されていました。

母曰く「指輪は結婚して初めてつけるもの」

 

旅行中は感じなかったけれど、日常生活では結構指輪って邪魔ですね。

事務仕事なら違和感だけだったかもしれないけど、ものを持ったりチェックしたりと手を使うことが多かったから、結婚指輪といえども指輪をしていると仕事がやりにくくなりました。

 

結婚指輪は、見ず知らずの人にも「私は結婚しています」とアピールすること。

幸せの象徴であるはずの結婚指輪が、私の場合マイナスにしか働きませんでした。

はめ慣れていないから一日中違和感があり気になって仕方がありませんでした。

仕事中、全然知らない人が「あんた、若いのに結婚しているのか」と声をかけてきたこともありました。

毎回「はい」としか答えようがなかったです。

からかい?単なる好奇心?いやらしそうな笑い方。

祝福しているようなプラスの意味には取れない口調でした。

たまたま出会った後輩にも指輪を見て、「人妻、人妻」とからかわれたし

先輩からも事あるごとに嫌みを言われました。

 

結婚指輪さえしていなければ、こんな嫌な気分を味あわなくて済むのかしら?

せめて、知らない人からの声をかけられるのだけでも防げるかしら、仕事中だけのつもりで指輪をはずしました。

 

たまたま、ネットで『僕の家においで Wedding』 美玲/著 というマンガを読んでいたら主人公が同じことをしていました。この夫婦もまだ関係を持っていないというのも私と同じ。

だけど旦那様の反応は大違い。結婚指輪をはずした妻を見て激怒するかっこいい旦那様でした。

その前に夫が指輪を嬉々としてつけているシーンもあったりして、ちょっと心が疼きました。

 

結婚指輪をしていたら「先生、結婚しているの」と6年生の女の子が言ってきた、と嬉しそうに話してくれた夫もそんな気持ちで指輪をしていたのかな、なんて初めて思った。

 

私が指輪をはずしていることに気づいた夫の反応ですか?

私に理由を聞くことも、文句を言うこともなく、気づいたら指輪をはずしていました。

 

互いにこんなことすら話せなかったら、別れるのは当然の結果ですよね。

そういうことがやっと理解できるようになりました。