毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

夢で元夫に逢えました

久しぶりに元夫の夢を見た。今の夫が出てきたのは初めてだった。

 

あったとたん喜びにあふれる私。迷惑そうに顔をそむける彼。

あの時の真実が知りたいと詰め寄る私に

「そんな昔のことは忘れた。変な本を送ってきていい加減にしろ」

と怒鳴り返す夫。

用事があって、どこかに行かなければ行けないと去ろうとする夫に対し、

「今、時間がないなら時間を作ってほしい」と詰め寄る私。

 

他にも何か話したはずなのに覚えていない。

ついさっき、起きる直前に見た夢なのに。

 

人は寝ている間に脳に蓄積された情報を整理するのだとか。夢は記憶を整理するために見るそうで、脳内イメージを投影したものらしいけど、これは私の願望なのかなあ。

 

結婚していた頃、ううん、結婚の準備を始めた頃から私は言いたい言葉を飲み込むようになっていた。結婚してからは、言いたいことどころか言うべきことさえ言葉にできなかった。

言葉にしなければ相手に伝わらない。心とは真逆の行動をとっていたのだからなおさらだ。

 

母に邪魔だと言われ、朝夫が出かけるまでベッドから出なかった。一緒に起きない理由を夫に説明しなかったのだから、彼にしたらだらしない女に思えたことだろう。

母に寝室がうるさくて眠れなかったと言われ、物音がすべて親に聞こえていると知った。何をしていたと聞かれ、恥ずかしかった。また母に寝室の音を聞かれるのが嫌だった。

でも、母が言ったことを夫には言えなかった。だから私は、夫が寝るまで自分の部屋に閉じこもっていた。

夫の目から見たら、私が夫を拒絶しているようにしか見えないのにそんなことさえわからなかった。ただ、母に叱られないようにしなければいけない、その思いだけだった。

 

夫が私に話しかけなくなるのは当然です。私の精神はそんなこともわからないほど病んでいたのですね。

 

今朝の夢はあの頃何度も言いたかった私の心の反映かもしれない。

「私の話を聞いて!」