毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

毒親

ようやく入居者が決まりました

一昨年、母が家を出て行ってから不用品の処分やら、水回りの処理とか後始末が山のようにあって途方に暮れ、やることがいっぱいあって精神的にも肉体的にも金銭的にも、負担がのしかかってきました。 その後も空気の入れ替えをするため、家に足を入れるたび母…

元気を出すには何も考えずに体を動かす。元気を回復するためにはお気に入りの本を読む

何もやる気がしない時、ちょっと気分が落ち込んでいるなと思うようなときの「元気を出す方法」は、何も考えすに体を動かすことでしょうか。 掃除や片付けをすることもありますが、手っ取り早いのはYouTubeで簡単なストレッチを選んで真似ることです。 日ごろ…

榎田ユウリ『妖琦庵夜話~魔女の鳥籠~』は毒親がテーマでした

科学の進歩によりヒトとほんの少し違うDNAを持つ人が発見され妖人と名付けられた、という設定でその妖人の事件を扱うシリーズ。ラノベで人気の作者さんですが、角川ホラー文庫から出ています。 初頭の言葉がこの物語の核を語っています。 「かつて私はあなた…

母と姉、久しぶりに心がざわついた

いとこが帰省した時、話の中で「今年の姉からの年賀状に“母を引き取りました”と書いてあった」と聞きました。 それだけを知らされた人は、姉を「親孝行ないい娘」と受け止めるのだろうなと感じました。 去年、私が母の引っ越したことを人に話した際も、事情…

家の借り手がいない

母が引っ越した後、空気の入れ替えをするためとはいえ、家に入るのが苦痛でなりません。 物はすべてなくなったのに。 母がいなくなった家に入るたび、心が削られる気がします。 辛い思いでしかない場所だからか、心も体も拒絶反応をおこしているようです。 …

自分の人生の主役に母を据えていた

人生の指南書とかカウンセリング関係の本とか、なぜ「自分の人生を自分で決められる」ことを前提に書かれているのだろうと常々不思議に思っていました。 自分で自分の人生を選ぶことができないからこそ苦しんでしまう人は、置き去りにされるしかないのでしょ…

自分軸で生きることの大切さ

素朴な疑問ですが、人生の指南書とかカウンセリング関係の本とか、なぜ「自分の人生を自分で決められる」を前提に書かれているのでしょう。 自分で自分の人生を選ぶことができないからこそ、苦しんでしまう人は置き去りにされるしかないのでしょうか。 今な…

母の頭の中では、「私が夫を嫌っていた」とのストーリーが作られていた

いとこが出張で来た際の会話から、母が私の結婚生活について伯母(いとこの母)にとんでもない嘘、でたらめを話していたことを知りました。 いとこからその話を聞かされた日、一晩泣き明かしました。 何を聞かされたかを書けるまでにも、相当時間が必要でし…

母の新居を見てきました

関東に住むいとこから「出張で近くまで来た」と連絡があり、久しぶりに一緒にランチを取りました。 近況などとりとめのない話をしているうちに、話題は母のことに。 いとこは、母(いとこにとっては叔母)も大事な身内ですから、私の葛藤を聞いた後も母を気…

神棚と仏壇がなくなった家は、私が家を潰すことを象徴していた

母が家を出た後の始末をどうしようかと思いながらも、面倒なものばかり置いていったため、このまま放置して私の終活時にまとめて片付けようかと迷っていました。 年末が近づき、母の痕跡をきれいさっぱり消す方が、今後管理するときに平穏な気分でいられるよ…

家の始末その後

今月はずっとうだうだとしております。 家、土地は母との共有のままであることのも気がかりのひとつです。 引っ越しを聞いた際、名義を変更しておくべきでした。引っ越しすると聞いてからの期間があまりに短く、全く思いつきませんでした。。。 今後の相続問…

姉の言い分

買い物先で偶然姉に会いました。 半年ぶりに買い物に行った店で、店から出た瞬間、知り合いにあう確率はどのくらいなのでしょうか。 ほんの1分、いいえ10秒、どちらかが早いか遅いかしていたら顔を合わすことなどないはずです。 運命のいたずらか神仏の導き…

母の行動に思うこと

家を出てからも、万一母に介護が必要になった時、本当に姉が面倒を見てくれるのか、今までと同じように口だけだったら、どうすればいいのかとずっと不安でした。 私がもう母と暮らすのは無理、と姉に頼んでから7年。ようやく姉が母と暮らすこと際、母はもう…

母は新居資金を出していないらしい

姉の知り合いから姉が家を買ったことを聞いた時、私はてっきり姉が家を売ったお金と母の預貯金で家を買ったのだと思っていました。 ところが、姪がローンを組んだそうです。 私の時と同じ? 独身の娘にローンを背負わせることを、姉も母も当然と思っているみ…

立つ鳥跡を濁さずということわざを母に送りたい

気分が少し落ちつくまで、2,3日かかりました。 母の行動に落ち込んでいてはダメと自分を𠮟咤激励し、不用品を処分する準備を整えて再度、家に入りました。 電気契約をすでに解除しているので、エアコンもかけられず、掃除はすべて手作業。 暗く暑い部屋で…

これを嫌がらせと感じるのは間違いだろうか

母の引っ越し後、日を改めて家の中を見て回りました。 押し入れの中、キッチンやレンジの下などにも物が放置されていました。 食器棚には、一緒に暮らしていた時に使ったことのない食器が何枚も残っていました。 洗面所には、タオルや洗面器が置きっぱなし。…

母が引っ越した翌日のできごと

母が引っ越した翌日、電話工事のため待機していると、母が姪とやってきました。 工事の日程を教えていなかったのに、なぜ知っているのかと不思議でした。 母が立ち会うため、姪に有休を取らせたそうです。 私を無視して撤去工事を見守る二人。 何のために私…

母が家を出ていきました

この夏、母が家を出ました。これからは姉、姪と暮らすそうです。 突然、1週間後に姉と暮らすために引っ越すこと、電気、電話等を契約解除してほしいと指示するメモが1枚、置いてありました。 同時に姉からは、引き取ることを書いた手紙がありました。 「順…

私が考える家族という存在は、世間一般のイメージからかけ離れているのか

ローゼマインにとっての家族は、大事な居場所であり、何があっても守るべきもの。 残念ながら、彼女の「家族とは、悲しかったり寂しかったりする時に寄り添ってくれる存在」という感覚が私には全く分かりません。 ただ、そんな風に信じられる存在があること…

待ちに待った『本好きの下剋上』最新刊に思うこと

10日は『本好きの下剋上 第5部9巻』の発売日。 前巻から4か月。これまでの巻を読み返しながら待っておりました。 大切なものを守るための戦いの顛末をドキドキしながら読みました。 この巻は、心に迫るシーンが多くて何度も泣きそうになりました。 敵役のゲ…

人生やり直し小説『ミッドナイト・ライブラリー』

また1冊、人生やり直し小説を読みました。 マット・ヘイクの『ミッドナイト・ライブラリー』 冒頭にこうあります。 「生と死の狭間には図書館があるのです。 この図書館の書架には涯(はて)がありません。 そしてここにあるどの本もが、 あるいはあなたが…

人生で一番高い買い物、それは家

40歳を過ぎた頃、初めて自分のために生きてみたいと思いました。 母から離れないと何も始められないことが分かっていた私は、まず一人で暮らす場所を探し始めました。 なかなか気に入った物件が見つからなかったある日、家に帰ると条件ピッタリの場所を母…

私はまだ、母の手の内にいるのでしょうか

一人暮らしを始めてから、月に2~3度郵便物を取りに家に戻っていました。 住んでいた部屋の窓を開け、空気を入れ替え、郵便物の仕分け。 DM類は捨て、必要なものはマンションに持ち帰る。 そんな生活を始めて間もない頃、母と通っていたお寺から届いたあ…

私が「本好きの下剋上」にはまった10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」 今一番はまっているのはこれです。 「本好きの下剋上」香月美夜/著 何より、ストーリー展開の妙! マンガを読んでいるかのようなテンポの良さ。 1年で3回読んでも飽きないどころか、もう一度読みた…

ずっと子どもだった、とカウンセラーは言いました

せめて一度でいいから、夫と二人だけで話がしたかった。 これが、ずっと引きずっている私の思いであり、後悔。 心の中にずっしり重い澱となってします。 新婚旅行から帰ってからは、私に触れようともしなかったし、二人で過ごそうともしない夫の態度に、寂し…

久しぶりにロマンス小説を手に取りました。 『目覚めの朝に花束を』 主人公のブリーンは、両親の離婚後母親に育てられ、容姿を否定され目立たぬ服装、髪をさえない色に染めることを強いられ、大学での選考や仕事、人生のすべてを母に決められたことに疑問も…

私が住みたいと思う場所は、母の影響のない場所

現実的に考えるなら、住む場所は暑すぎず寒すぎず、雪があまり降らない地域がいいですね。 太平洋側は、冬の乾燥がひどいから嫌かな。 近くに買い物できるお店があって、図書館と本屋が徒歩圏内にあれば十分かも。 夢を語るなら、【家族】という概念のない異…

母とは物理的に離れるしかありません

カウンセリングもはや4回。 母の言動を話すたび、カウンセラーさんは首を振りときどき「こわい、こわい」と言います。「よく我慢しましたね」と繰り返します。 今回、先生は、「お母さんとは、物理的に距離をおくしかありません」と言い切りました。 今でも…

『本好きの下剋上』に見る人間関係の修復の仕方

最近流行りの異世界転生小説の中で、「このライトノベルがすごい」で2年連続1位となった『本好きの下剋上』。タイトルが気にはなっていたのですが、とうとういい年をして手を出してしまいました。 主人公のマインちゃんがかわいくて仕方がありません。 歩…

母から逃げてよかったのだとカウンセラーが認めてくれた

3回目のカウンセリングを受けました。 今回は夫のことを話しました。 結婚生活初日に母から「邪魔だから明日から起きてくるな」と言われたことを話すと 「お母さんが寝てればいいの」と言ってくれました。 母に言われたこと、夫の言動、私の思い。いろいろ話…