毒母育ちの私が家族のしがらみを棄てたあと

母に結婚生活を奪われても、文句ひとつ言わず母の面倒を見ることが自分に課せられた生まれてきた意味、と信じ人生すべてあきらめて生きてきました。自分の人生、自分のために生きてよかったのだと気づいてからの日々を綴っています。

根本氏の本をもう一冊読んでみた

『マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法』

こっちは、敏感すぎる女性がカウンセリングを受けて自分を変えていくマンガ仕立てでした。

テーマは、自分軸と他人軸。

相手の気持ちを考えすぎて、(自分が)相手の望んでいるであろうと判断した言動をしてしまうのが他人軸だそうです。

敏感すぎる人の特徴は

・自分の気持ちを我慢して周りに合わせることが多い

・空気を読んで行動するために、自分の気持ちは後回しになる

・人の顔色をうかがって自分の意見を言うのをためらってしまう

・自己嫌悪がとても強い

・人間関係で損な役回りをしていることが多いように思う

などだそうです。

敏感すぎる人が陥る幻想が

・いつかわかってもらえる

・自分が我慢すれば丸く収まる

・これだけ頑張れば、喜んでもらえる

 

 なんか、過去の私みたいです。今もかな?

親しくない人に対しては、言いたいこと言えるし顔色をうかがうこともないのに、親しくなったとたん、気を回してしまいます。

子どもの頃からずっと、家族限定で「自分さえ我慢していれば争いは起きない」と思い込んでいました。我が家では、私が我慢できずに何か主張するたび波風が立ちました。だから私の場合は幻想というより、経験則でしたけど。

 

母が私の言葉を理解しないわけが少しわかりました。完璧な自分軸でしか物事を考えられない人だったんです。だから、他人の気持ちを忖度する人間の気持ちが全くわからなかったのですね。

母のせいにしているわけではなく、母の気持ちを慮って母が喜ぶことをしてきたつもりなのに、根本氏がいうとおり「期待は必ず裏切られる」「相手はそんなことを望んでいない」のでした。

 

気づくのが遅すぎたけど、今から何かできないのかな。

十二国記の新刊が出た

十二国記』の新刊が出た。なんと18年ぶり!!

ついさっき購入して、ちょっとだけ幸せを感じています。

 

本当は昨日12日、発売日に買いに行きたかったけど、台風でお出かけは頓挫。

予告とか予備知識を意識して見ないようにしていたので、どの国のお話なのかページを開くのが楽しみです。

 

陽子や珠晶がちょっとでも出てくるといいな。

 

本屋さんではカウンター横に山積みになっていました。こんなに年月が経ってもたくさんの人が待っている作品なんだな、と改めて小野不由美さんのすごさを思いました。

 

母に罪悪感を植え付けられていたのかな

友人に勧められて、心理カウンセラー 根本裕幸さんの『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』を読みました。

 

罪悪感の兆候として、罪悪感がこんなことをささやくそうです。

「幸せになる資格がない」

「自分は穢れている」

「自分は迷惑な存在 お前なんかいない方がいい」

「誰かに愛されることなんてない」

 

これ全部子どもの頃からずっと母に言われていたことでした。

 

「お前なんか生まれてこなければよかった。おまえなんかジャマだった」と姉に言われ

「お前を産むことは誰からも歓迎されなかった」と繰り返し小学生の私にささやいたのは母。

「こんな汚いからだ、男の人に見せたら百年の恋も冷めるわ」

「お前みたいな女をまじめに愛する男なんかいない」

「あんないい人(元夫)と別れて、向こうのご先祖様が怒っている。一生詫びていけ。」

繰り返し母に言われました。母は私に罪悪感を植え付けていたということでしょうか。

 

根本氏の本によると、罪悪感がささやくと次のように考えてしまうらしいです。

「自分は幸せになってはいけない気がする」 

「大切な人を傷つけると思う」

愛する人との距離が近づくと怖くなる」

その結果、行動として起こることは

「大切なものを遠ざける」

「助けを求めることが苦手」

 

確かにこれ、全部当てはまります。

特に結婚していた1年、母に夫を独占された、結婚生活を取り上げられたと思っていたのに、夫に助けを求めることができず、それどころか私の存在が彼を苦しめていると思い込んでいました。

母にも夫にも、一言も自分の気持ちを言えなかったし、今思い出すと異常としか思えない思考回路でした。

 

根本氏は、愛情と罪悪感の量は比例するとも書いています。

 

じゃあ、私は罪悪感に押しつぶされて身を引くしかないと思い込むほど夫を愛していて、お母さんからお金を無心されるたび、お金に不自由させてはいけないと思い込んで、給料をほとんど渡すほど罪悪感を持っていたのも母に愛情を注いでいたからってことかしら。

 

私が生活費として渡していたお金の半分以上を母は自分の通帳に入れていたわけだけど、それを私が知った時、逆上したのは罪悪感のせい?私には自分を正当化しているようにしか見えなかったけど。

 

私にしたこと、しなかったこと、いくら指摘しても罪悪感を持っているようには見えない。それって、母は私に愛情なんか持っていないってことかしら。

 

離婚の際、夫は私が100%悪いと周りに言いふらして、自分に非があるなんて考え付きもしなかったように見えたけど、罪悪感の裏返しで私を攻撃していたのかしら。

それとも愛情がなくなったから罪悪感もなくなったのかな。

 

母に「娘の人生を台無しにしたことへの罪悪感を持ったことはないの」と聞いてみた。

母の答えは「自分の人生は自分で責任持つもの。いつまでも勝手なことを言うな。人のせいにするな」でした。

だったら、娘の結婚生活に割り込んでこないでほしかった。私にあれこれ指図して、逆らえなくしておいて責任はすべて私にあると主張する。

 

はい、私は救いようのない大バカ者です。

それに気づけただけでも一歩前に進めたのかしら。

しつこくPart3

結婚前に関係を持たなかったのは、はっきり誘われたことがないのが一番の理由かな。せめて、旅行にでも誘ってくれればきっかけになったかもしれないけど。

私が学生だった時は一応遠距離恋愛だったんだから、大学のあった京都に彼が遊びに来るとかすればいいきっかけになったんだろうけど。

 

私が帰省したときしか会わないのって、今考えると変ですね。

いとこに「それで付き合っていると言えるのか」と言われても、恋愛におけるスキルが低すぎて、当時は不思議にも思いませんでしたけど、彼が私を愛してくれていると信じていました。

 

その頃は、自分がセックスに対し嫌悪感や罪悪感を抱いているなんて気づきもしなかったから、彼と結ばれることを夢見ていたのです。乙女チックな夢でしたけど。

 

男性諸氏よ、覚えておいてください。

ラブホテルでロストバージンしたいなんて乙女は思わないのです。

処女と(素人)童貞だったから結婚生活始められなかったのかな?Part2

妻と話をしない。男ってそんなものだという理屈が通るなら

初めて経験するときは男にうまくリードしてもらいたいと、処女が望むのも普通ではないでしょうか。怖くて逃げたり、いやと言ったりするのもそう変なことでもないように思います。

子どもの頃、はじめてセックスシーンを目にしたのが『ベルサイユのばら』で、オスカルがアンドレに「今夜、あなたの妻に」と言いながらも土壇場で「こわい」と逃げ出して、アンドレが「こわくないから」とベッドに誘うシーンでした。

今でも鮮明に覚えているほど衝撃的でした。

男として育てられたオスカルは当然処女の設定だけど、それでも30過ぎの女がこんな乙女チックな反応するのかと。

オスカル一筋のはずのアンドレが初めてとは思えない態度でオスカルをリードしたから。

アンドレは誰かとそういうことを経験していたのだなと。

 

『ミミと州青シリーズ』のミミだって、新婚旅行で州青さんに迫られて逃げたし。

アンジェリク』の主人公アンジェリクなんて、恐怖が過ぎて吐いてしまったし。

初めての時に「やだ」って言ったって、関係持つのが嫌なわけではないとアンドレも州青さんもジョフレもみんな分かったのになんで夫は分からなかったのでしょうか。

セックスを拒否する妻に対してだって、『デスパレートな妻たち』のポールも「なぜ拒否するんだ」と妻に聞いたし、別の番組でも「何が嫌なんだ」と夫が妻に詰め寄るシーンを見たことがあります。ポールは「セックスに応じないなら離婚だ」と別の回で妻に迫っていたし。

はじめは「私は処女なのよ」と反論していた妻も執拗に迫るポールにとうとう応じた後は夢中になってたけど。

オスカルもミミもアンジェリクもみんな処女の設定で、怯えて一旦は拒否するけどちゃんと結ばれることができて、私ができなかった理由は?

やっぱりリードする男性が経験豊富か否か、ということが重要なポイントだったように思えてなりません。

それに、自分自身を嫌なのではない、と相手を信じていたから。

フィクションだけどいろいろ目にして、ちょっとだけ知識も増えて結婚当時全くわからなかったことが少しだけ見えてきました。

夫が私に「関係を持ちたい」と一度も言わず、何が嫌かも聞こうとせず、夫の権利を行使するのを当然のことだと主張することもなかったのは、自分が愛されているという自信がなかったから、私が夫に身も心も捧げるつもりだと信じてもらえなかったから。もしかしたら私が処女だったことさえ彼は思い至らなかったのではないかと考えるようになりました。

やっぱり私たちがセックスレスだった一番の理由は、夫が関係を持ちたいと妻に言わなかったことだと思います。

結論:結婚してはじめて関係持つなら、どちらかが経験豊富でないとうまくいかない。

処女と(素人)童貞だったから結婚生活始められなかったのかな?

話しかけてもまともに話をしない。何か気に障ることがあるのかと聞いても無言。

したいことがあったら、言ってほしいと頼んでも、何も言わない、何もしない。

私は、夫が私を妻として扱わないことをずっと不思議に感じていました。

 

だから、私が夫との関係を拒否していると夫が周囲に言っていることを知った時、私は心の中で叫んでいました。

 

「強制されていやいや結婚したわけじゃない。4年も付き合って結婚した相手と関係持つのを嫌なわけがない。関係を持てない理由を聞いてほしい。」

こんな理屈は変なのでしょうか?

 

新婚生活1日目。夫より先にウキウキしながら起きたものの、母が朝食の準備とか全部やってくれていて、何もできずただうろうろするだけ。

夫を玄関で見送るときにも母の視線を感じキス一つできませんでした。

夫がいなくなるや母から

「邪魔だから、(夫と一緒に)起きてくるな」と言われ、翌日から夫とともに起きることをやめました。夫が出かけたあとでないと起きてはいけないと思い込んでいました。

 

「なぜ、夫と朝食をともにしてはいけないの」

「出勤する夫を見送りたい」

そんな言葉は封印し黙って母に従うことしかできませんでした。

 

母に言われたことを夫に伝えるなんて思いつきもしなかった。

夫は当時私に何も言いませんでしたが、今考えれば夫の目には、一緒に起きもせず、全部母親まかせにするひどい女、と映っていたのだと思います。

気づくの遅すぎますね。

 

お母さんに言われたから、と何もかも母親優先では、夫の気持ちが離れていくのは当然でした。

ま、夫も母優先で私のこと全く気にかけてなかったように感じましたけど。

 

妻と1日5分も過ごさずにその何十倍もの時間を妻の母と過ごす夫をどう受け止めればよかったのでしょう。二人してお互いを見ずに、母の方を向いていたんだと思います。

 

そんな状態で、結婚生活を始められるわけがありません。

そんなこともわからず私はずっとあがいていました。

 

 

 

 

夏休みといえば…

今日から夏休み?制度上は明日から学校は夏休みに入るのかな?

学校は土曜日が休みになったし、海の日もできたし、カレンダーによって違うみたいでよくわかりません。

 

夏休みになると混雑とうるさいのが苦手なので、子供が増える病院とか美術館とか、なるべく行くのを避けようと予定を組みます。

 

私の子どもの頃は、全校登校日とか学年登校日とか夏休み中に何度か登校日が設けられていましたが、今はどうなんでしょうか。

 

私が住む地域の登校日は、8月6日か9日、お盆前の12日とか13日、そしてもう1日ランダムに設定されていたように記憶しています。

6日や9日は原爆が落とされた日ですから、どちらかが登校日というのは理解できたのですが、なんでそのすぐ後にまた登校日があるのか子どもの頃不思議でした。

 

そんなことなどすっかり忘れてた頃、理由がわかりました。

それは、お盆前の全校登校日に夫が給料をもらって帰ってきたときのこと。

 

30年以上前のことですから、当時はまだ現金支給でした。

お盆で何かと物入りだろうからと、毎年8月だけは学校の先生の給料は早めに支給されることになっていたそうです。(通常は20日頃)

 

昭和の時代、学校の先生も子どもと一緒に夏休み。

夫の学校では、1週間に1度の当番日しか出勤する必要がありませんでした。

先生に給料を渡すために登校日を設定していたとの夫の言葉にショックを受けました。

ようするに子供たちは口実に使われていたわけです。

 

思い出すとこれが1月に家を出ていった夫と、普通に話をした最後の会話かもしれません。

 

現在は、教師は学校が休みでも毎日出勤しなければいけないし、給料は銀行振込だし早めに支給されることもなくなったのでしょうね。